ぜったい噛むこのタイトル。
これは鼻の粘膜を火傷させることで粘膜を引き締め、鼻水を止めたり(正確には異物に反応する粘膜のセンサーを塞ぐ)、鼻の通りを良くしたりする手術。
これまでトリクロール酢酸やCO2レーザーによる鼻粘膜焼灼術を受けてきたが、今回は最新テクノロジー?であるコブレーションシステムによる手術を受けた。
その内容をレポートする。
※素人が書いているので、不正確なところもあるかもしれない。あしからず。
コブレーションとは?
コブレーションとは、トリクロール酢酸やCO2レーザーのような鼻粘膜「表層」を焼くのではなく、鼻粘膜「内部」を電気ショックで萎縮させるというもの。
鼻粘膜の僅かな部位に電極棒を指すため、出血や痛みが少なく、効果も高いという。
うけた病院
あまり導入が進んでいないのか、表にアピールしていないのか、「コブレーション+耳鼻科+(東海圏エリア)」で検索してもほとんどヒットしない。
数少ないヒットした耳鼻科に通院して治療を受けた。
手術の流れ
・通院1日目:問診・診察・検査
症状の確認とアレルギー検査を受けた。
始めは薬を勧められたが、すでに鼻粘膜焼灼術を経験済みということでコブレーションを実施することになる。
アレルギー検査の結果待ちと手術時間の問題から、手術は一週間後に。通院初日で手術を受けることはできなかった。
・通院2日目:診察・手術
鼻の状態に問題がないか、アレルギー検査の結果に問題がないか、それぞれ確認の上、GOサイン。
手術を実施することに。
まず、鼻の中をざっと洗浄。
威圧感防止のために目隠しを進められるが、機材を見てみたいので断る。
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次に、鼻の奥に麻酔を染み込ませた脱脂綿をコレでもか、コレでもかと詰め込まれる。
これで鼻粘膜表面が麻酔状態に。麻酔液が口や喉にたれて不味い。大体15分ほど待機する。
↓
麻酔が効いてきたら、鼻粘膜内部に対して麻酔注射。何度もプスッと刺されてプチュ-っと麻酔液を注入。
皮膚内に液体が流し込まれる感触はあるが、麻酔のお陰で痛みはない。
しかし、注射針が鼻の奥へ何度も何度もプスプスされるので、見た目のインパクトは大きい…。
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いよいよコブレーションシステムの登場。
とんがった電極棒を鼻の奥にプスッと刺されスイッチオン。
ビリビリッ!ビリビリッ!と鼻の奥から前歯にかけて電流の衝撃が走る!
多分、電気ショック状態なんだろうけれども…痛みはない…不思議!
↓
一刺し10秒ほどの電流を流すこと数回、「はい、終わりです」と先生。
麻酔の待機時間を除き、手術時間は15分ぐらいだろうか。
ビリビリ体験は、なかなか心理的負担が大きく結構疲れた…。
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最後にネブライザーをやっておしまい。
術後の経過を確認するために、次は1週間後に来いとのこと。
あとは4つぐらいの薬を処方され、毎日朝晩飲んでねと。
手術後は血の混じった鼻水が猛烈に出る。それはもうタップリと。
なので、鼻に詰める綿も渡される。
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数時間後、麻酔が切れてきたのかじくじくと痛み出す。
しかし、耐えられないほどではない。
↓
翌日、痛みはなくなる。しかし、鼻水は出る。
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数日後、鼻水もあまり出なくなる。
鼻の通りもまあまあよい。
あと、鼻をかむと、それはそれはでっかい鼻くそが出る。
なかなか痛快。
・通院3日目:術後診察1回
1週間後に術後の経過確認として通院。
「問題ないね、2週間後にまた見せて」と直ぐに診察は終了。
またまた薬を4つぐらい処方されて、毎日朝晩飲んでねと。
正直、薬だらけでうんざり。
・通院4日目:術後診察2回
もうすぐだけど、多分問題ない。
痛みなど症状
手術中は麻酔が効いているので痛みはない。
その後、麻酔が切れてくると、ジクジク痛んでくるが耐えられないという程でもない。
翌日には痛みもなくなる。だから、痛みに関しては安心してもよいかと。
また、コブレーションの特長である出血の低減も効果あり。あんまり血が出ない。
一方で鼻水は、手術当日に猛烈に出た。それも時間経過とともに収まってくる。
費用
後日更新予定。
通院1日目:問診・診察・検査
治療費:
薬剤費:
通院2日目:診察・手術
治療費:
薬剤費:
通院3日目:術後診察1回
治療費:
薬剤費:
通院4日目:術後診察2回
治療費:
薬剤費:
合計
治療費:
薬剤費:
オススメかどうか
今んとこ副作用はない。
まだ、術後2週間のため、効果が出るという1ヶ月までには至っていない。
とはいえ、割りと快適な鼻呼吸ができている。
これから花粉の季節になると思うので、悩んでいる方は一度チャレンジしてみてはどうか。
ついでに
鼻炎治療に関する独断と偏見の混ざった整理。
正しくないと思うので参考程度に。
・鼻炎の治療方法
- コブレーション手術
- アルゴンガス手術
- レーザー手術
- 凍結手術
- 化学焼灼術
- 下甲介粘膜切除術
・効果
下甲介粘膜切除術>コブレーション手術>凍結手術>アルゴンガス凝固術>レーザー手術>化学焼灼術
・痛み・大変さ
下甲介粘膜切除術>凍結手術>アルゴンガス凝固術>レーザー手術>化学焼灼術>コブレーション手術
・オペ以外の治療方法
- 減感作(げんかんさ)療法
- 薬物療法
- 漢方薬
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