「笑顔が好きな○○○(店名)です♪」
これは職場近くの喫茶店の看板に
手書きで書かれている言葉。
これってどうよ?
お店に入りたくなるのかな?
「まあ、笑顔が好きなのね!この喫茶店に入りましょう!」
こんなシチュエーションがあったならば気持ち悪い・・・。
しかも、店員(マスター)は
失礼ながら無愛想そうなおばさま一人・・・。
このギャップにすごいウケた。
この文句でお店に入ろうと思う人はいないのじゃないかなあ。
それとも、私みたいな興味本位の人を狙っているのかなあ。
喫茶店なのに100人に1人いるかどうかのニッチを狙ってもねえw
実は以前、昼休みにココを利用したのだが
その時、マスターから
「客来ないんだよねえ。チラシを売っても反応0」
と相談を受けた。
現に客は私一人。
そこで、私は、
普段からウェブサイト絡みでどんな広告がよいかを
学んだり提案したりしているので、
その知識を活かして僭越ながら助言した。
「ここは喫茶店の激戦地。
せめて表の看板でウリ・強みをアピールしないと」
「どんなお客様を呼びたいかイメージはありますか?
その人に向けて広告を作ればいいんですよ」
「たとえば、お宅はコーヒーに自信がある。(とする)
そして、今日は暑いですよね。(当時は夏)
だから、暑くて休みたいと思っているサラリーマンに
こんな文句はどうですか?」
『今日も暑いですね。
冷たいアイスコーヒーでも飲んで
ちょっと休憩しませんか?」
『冷たいコーヒー いれてあります。』
お客様のニーズに応える製品を、
使用シーンを連想させる言葉で訴求する。
そうするとベネフィットを感じやすくなる
と言われている。
今回のターゲットは
暑くて休みたいと思っているサラリーマン。
ニーズは暑さの回避と休憩。
そこで、強みである美味しいアイスコーヒーと
喫茶店という業態を活かしお店を利用してもらおう、というわけ。
以上の助言で店を後にしたのだが・・・
そしたら、これ。↓
「笑顔が好きな○○○です♪」
どわああああっ!!!アーッアーッ!!
だれが笑顔が好きな仏頂面の店長に会いたいんじゃあああっ!!!
て感じ。
喫茶店のプロでもないので
行く末を憂いながら店の前を通る毎日・・・。
それにしても、今回、
ふと相談を受けて気付いたことがある。
こんな内装じゃ、こんな商品じゃダメだろうな
と感じる、つぶれそうなお店をいくつも見てきたが
みんなつぶしたくてやってるワケじゃないんだよな、
みんな好きでそんな風になってるんじゃないよな
ってこと。
そして、この原因は
ただ売り方を知らないだけなんだってこと。
こんなお客様に私たちの会社はお役に立てるよう
活動すべきではないか?
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